【女性必見】脱毛器の肌荒れの5大原因は?対策も知ってムダ毛ゼロに

手軽に脱毛ができる家庭用脱毛器ですが、使い方を間違えてしまうと火傷や肌荒れを引き起こす可能性があります。今回は、家庭用脱毛器が引き起こす肌荒れの5つの原因と対策についてそれぞれご紹介します。

家庭用脱毛器の魅力


最近、家庭で簡単に脱毛ケアができる家庭用脱毛器を使用する女性が増えています。家庭用脱毛器は、脱毛サロンに行くより費用がかからず、自分の好きなタイミングで脱毛ができるメリットがあります。

しかし、家庭用脱毛器を使うと「肌荒れをした」「火傷をした」という口コミもあり、不安に思われている方も多いのではないでしょうか?家庭用脱毛器で間違った使い方をしてしまうと皮膚トラブルが起きる可能性があります。

今回は家庭用脱毛器の効果と考えられる肌荒れの原因、対策法について詳しくご紹介します。

家庭用脱毛器とは?

家庭用脱毛器の種類は?


家庭用の脱毛器には、光脱毛(IPL光)とレーザー式の2種類があります。

■光脱毛とは
光脱毛は、光を毛のメラニン色素にあてて毛根にダメージを与えて脱毛する方法です。レーザー脱毛器よりも痛みは少なく、1回の光照射面積が広いため、照射回数が少なく、早く処理することができます。

■レーザー式脱毛とは
レーザー式脱毛は、レーザーを毛のメラニン色素にあてて毛根にダメージを与えていく方法です。痛みが強く、特にスネなど骨に近い部分、デリケートゾーンや脇はかなり痛いと言われています。また、1回のレーザー照射面積が狭いため、照射回数が多く、時間がかかることが特徴として挙げられます。

家庭用脱毛器の効果は?


■光脱毛の効果
光脱毛は、出力が低いと痛みが少ない反面、レーザー脱毛器よりも効果を感じ始める時期は遅くなります。脱毛の効果には個人差がありますが、ほとんど処理が必要ないレベルになるには、6カ月はかかります。

そしてツルツルの状態になるには、光脱毛サロンでも1~2年はかかりますから、全く処理が必要ない状態になるには、1~2年かかることを認識しておきましょう。

■レーザー式脱毛の効果
レーザー式脱毛は、約2カ月くらいすると、毛が薄くなっていることを実感できます。レーザー式脱毛をする場合は、最初の3カ月は肌に負担がかかるため、2週間に1回くらいのペースで使いましょう。

家庭用脱毛器はあくまでも家庭で使える脱毛器です。そのため、医療脱毛クリニックやサロンで使うマシンよりはパワーが弱く、脱毛効果も弱い特徴があります。

しかし、パワーが弱いため2週間に1回など早いペースで脱毛ができ、頻繁に処理することでパワー不足を十分カバーできます。気になる脱毛効果については、脱毛器によって脱毛効果は異なりますが、一般に光脱毛よりも効果が高いと言われています。

家庭用脱毛器で起こる5つの肌荒れトラブル

脱毛器による肌荒れトラブル⓵火傷


火傷の原因に、「光が強すぎる」「照射レベルが高すぎる」が考えられます。

家庭用脱毛器の主な種類として、光脱毛とレーザー脱毛の2種類があるとご紹介しました。光の種類は違いますが、両方とも光エネルギーによって、毛根にダメージを与えて脱毛する方法です。「毛根にダメージ」を与えるとは、光エネルギーによって、毛根の黒い部分を熱して、新しく毛が生えにくくすることです。

一般的に家庭用脱毛器では、火傷するほどの強いエネルギー照射は考えられませんが、何らかの原因で毛根部分やそれ以外の肌の黒っぽい部分が熱を持ちすぎると、脱毛による火傷が発生してしまいます。

また特に皮膚が弱い人は、照射レベルが高すぎて光に皮膚が負けてしまい、火傷する可能性もあります。

脱毛器による肌荒れトラブル②かぶれ


家庭用脱毛器でのトラブルの多くに、かぶれがあります。このかぶれは、使用方法に問題がない場合は、脱毛器自体が肌に合わない可能性が考えられます。しかし、かぶれが起こる原因として多いのは「使用頻度」「照射回数が多い」ことです。

■使用頻度・照射回数が多い
早く効果を出したいからといって、毎日照射すると肌トラブルの原因となります。強い光を何度も肌に当てると、ダメージが蓄積されて、皮膚のバリアー力を超えてしまいます。その結果、かぶれ等の皮膚トラブルが起きてしまいます。

脱毛器の種類によっても異なりますが、光脱毛器やレーザー脱毛器の使用頻度は2週間に1回程度と言われているため、きちんと使用方法を守りましょう。

■光が皮膚に合わない
正しく使用しているのにもかかわらず、肌トラブルが起きる場合は、光が皮膚に合っていないことがあります。特に、敏感肌の方はこのケースが多いです。この場合は、残念ですが使用を中止しなければなりません。

脱毛器による肌荒れトラブル③腫れ


肌の腫れも、家庭用脱毛器の皮膚トラブルとして多い症状の一つです。肌の腫れは「照射レベルが高すぎる」「日焼けしている」ことが考えられます。

■照射レベルが高すぎる
光脱毛やレーザー式脱毛は、高熱を発する光で毛根にダメージを与えて脱毛する方法のため、照射レベルが高すぎると火傷や腫れが生じます。

■激しく日焼けしている
脱毛の光は黒色に反応するため、日焼けしていると黒くなった皮膚が光の熱を吸収してしまい、火傷や腫れを引き起こしてしまいます。

脱毛器による肌荒れトラブル④埋没毛(まいぼつもう)


家庭用脱毛器では、光脱毛やレーザー式脱毛とは別に、毛を抜くだけのタイプも販売されています。このタイプの脱毛器の場合は、単純に毛抜きで毛を抜いているものと変わらないため、皮膚に負担が生じ、埋没毛を引き起こしてしまいます。

埋没毛になると肌に黒いブツブツができるため、見た目も悪くなってしまいます。また埋没毛を放置するとニキビのような「毛嚢炎(もうのうえん)」や、黒ずみである「色素沈着」が起こることもあるため、正しいケアが必要となります。

脱毛器による肌荒れトラブル⑤毛穴の炎症


毛穴の炎症は、レーザー式や光脱毛の家庭用脱毛器では起こりにくいですが、ムダ毛を引き抜くタイプの脱毛器を使用する場合は十分に注意しましょう。

ムダ毛を引き抜くタイプの場合、脱毛前に毛穴をしっかりと広げておかなければ、皮膚や毛穴にダメージを与えてしまい、炎症を起こしてしまいます。無理に引き抜くと肌に負担がかかるため、脱毛前の準備は必要不可欠です。

また、レーザー式や光脱毛の場合は、光(熱)を当てることにより、皮膚のバリアー機能が一時的に落ちます。その際、体の抵抗力などが弱っていると常在菌等に負けて、毛穴の炎症や毛嚢炎が起こる可能性があります。

家庭用脱毛器の5つの肌荒れ対策

脱毛器による肌荒れ対策⓵火傷


火傷を防ぐためには以下の方法があります。

■日焼け後の肌には照射しない
脱毛時に照射する光は、メラニン色素(黒い色素)に反応して熱に変換されます。日焼けによって活性化された肌上のメラニン色素に反応するのを避けるため、日焼け後の肌には絶対に照射しないでください。

■テスト照射をする
すぐに効果を出したい、と思う方も多いですが、トラブルを未然に防ぐためにも脱毛する前にはテスト照射を行いましょう。目立たない箇所でテスト照射を行い、その後、1週間程度経過を見て、本格的な処理をスタートしてください。

またテスト照射をして問題が発生しなかった場合でも、自分の肌に合う照射レベルがわかるまでは、弱い出力から照射していき火傷にならないかどうか確認しながらおこなうようにしましょう。光を照射したら、その都度しっかり冷やすことも大切です。

脱毛器による肌荒れ対策②かぶれ


肌のかぶれは、過度に強い光を当てることで引き起こります。そのため、同じところに何度も照射するのではなく、1回しか照射しないように気を付けることが大切です。

また光が合わない場合は、使用を中止して肌のケアを重点におきましょう。肌の調子が改善されたら、正しい使用法をもう1度確認し、使用回数や照射回数を減らして使用してみてください。

それでもやはりトラブルが起きたら、別の脱毛法に切り替えましょう。同様に肌が乾燥や日焼けをしている場合もまずは肌のコンディションを整えることも忘れないようにしてください。

脱毛器による肌荒れ対策③腫れ


腫れを防ぐためには、日焼けした場所は避けて照射すること、そして脱毛中は日焼けをしないことが大切です。

そして照射後は、熱がこもっている状態となります。そのため冷やした濡れタオルや、保冷剤を清潔なタオルで巻いたもの等でしっかり冷やすことで肌トラブルのリスクが軽減されます。

脱毛器による肌荒れ対策④埋没毛


埋没毛を防ぐためには、肌の保湿を十分におこない、角質を柔らかくすることが重要です。
また週に1回程度スクラブなどを使用し、古い角質を剥すのも効果的です。

そして、ムダ毛を引き抜くタイプの脱毛器は肌や毛穴に対してダメージが非常に大きいため、できれば違う脱毛法を選ぶことをおすすめします。美しい肌を維持するためにも、肌に優しい脱毛法を選びましょう。

脱毛器による肌荒れ対策⑤毛穴の炎症


毛穴の炎症は、皮膚のバリアー機能の低下が考えられます。そのため、脱毛を行うのは風邪などの体力が落ちているときではなく、体調が良いときにしましょう。また生理などのホルモンバランスが崩れているときの脱毛もおすすめしません。

万が一、毛穴に炎症が出来てしまった場合は自己判断せずに、病院での治療を行い、塗り薬を処方してもらいましょう。

家庭用脱毛器における肌荒れの原因と対策をそれぞれご紹介しました。美肌にしようと始めた脱毛も、肌荒れが起きてしまっては意味がありません。使用法をよく読み、できるだけ皮膚や毛穴にダメージを与えないことが大切です。脱毛をするときは「冷やす」「保湿」を心がけ、肌荒れを未然に防ぎましょう。
最終更新:2024年12月05日